西風ムセイオン西風ムセイオン

セイレーン・エコロジー

音楽を至宝とする国には、セイレーンが棲んでいた。 女の体に美しい羽と歌声を持つセイレーンは、妖精と形容されてきたが、それも昔。今は捕獲され、愛玩動物として飼育されていた。 しかし、ある老紳士が、愛鳥たるセイレーンを舞台に上げたことで、彼女らをただの獣としか見なさなかった民衆、そして国が変動していく── B6・24ページ・¥300 COMITIA124にて発行

音楽を至宝とする国には、セイレーンが棲んでいた。 女の体に美しい羽と歌声を持つセイレーンは、妖精と形容されてきたが、それも昔。今は捕獲され、愛玩動物として飼育されていた。 しかし、ある老紳士が、愛鳥たるセイレーンを舞台に上げたことで、彼女らをただの獣としか見なさなかった民衆、そして国が変動していく── B6・24ページ・¥300 COMITIA124にて発行